遺品を整理する場合に、素朴な疑問なのは、遺族の住んでいるところと亡くなった人の住んでいるところが遠い場合にはどのようにしたら良いのかということです。例えば、実家の身内が亡くなった場合に、なかなか簡単に行けないということがありますよね。それは地理的に遠いということもあるでしょう。そういう場合に仕事の休みを利用すれば行くことも可能ですが、近所に行くというわけにはいきません。特に実家などが遠い場合には、日帰りで行くというわけにも行きませんし、やはり日々仕事をしているということを考えますと、頻繁に遺品を整理するために時間を割くというのは、現代人にとっては難しいところです。

遠方の場合に遺品整理をするには

この場合に遺品整理をどうしたら良いのかということになりますが、一つは、地元のお寺に委託をするということです。地元で法事など利用をしているお寺であれば、故人のことも生前やり取りをしていますので、委託しやすいというメリットがあります。ただ、やはり今住んでいるところと遠距離ということもありますので、あらかじめしっかり決めておく事が多いこともあります。遺族の負担がかかってしまいます。

もう一つは、遺品整理業者に委託をするということです。こちらは遺品を整理することの専門家ですから、遺品での取扱のプロにお願いをすれば、どういうものを買い取れるかとか、供養して処理をするなど、様々なことを委託することが出来ます。この場合遺族側の方でやっておく必要があるのは、遺品の種別です。つまり、買い取ってくれるものと供養して処理をしてもらうものをリストアップしておくことです。これがあれば、遺品整理業者も事務的に処理をすることが出来ますので、作業がスピーディに進みます。

業者選びは慎重に

ただ、遺品整理業者に関しては、インターネットで検索をして調べてみるとわかりますが、遺品整理と言うは新しいビジネスということもあり、新規参入業者が多いということもあって、お金に絡むトラブルが多発しています。遺族も遺品のことなので、トラブルが多発をしてもあまりにももめてしまうと、故人に申し訳ないと言う気持ちが働き、泣き寝入りしているというのが現状でもあります。そのため、遺品の整理をする場合には、遺品整理業者をしっかり選ぶことが大事ですので、まず、インターネットの口コミで遺品整理業者の評判をチェックして、そこから何社から選んで、見積を取り、どの遺品整理業者が信用できるのかチェックをしましょう。